ヨガが単なるエクササイズではないことは、

ここまで読んで頂いたならお分かりだと思います。

 

 

ヨガとは、

実践法であると同時に、

その核の部分には思想もあるのです。

 

 

「どう生きるか」ということがヨガにおいて、

はとても重要なのです。

 

 

インドの聖人・パタンジャリが説いた、

「ヨーガ・スートラ」には、

「ヨガとは心の働きを止めるものである」と、

書かれています。

 

 

心の働きというのは、人間なら誰しもが持っている、

何らかの雑念です。

 

この雑念をなくした状態にすることが大切だと

説いているのです。

 

 

そして、

これを達成した状態を「三昧」といいます。

 

 

三昧に達するために必要な事は、

「八支則」というものがあります。

 

 

八支則は8つのステップとも考えられており、

8つの法則とも考えられます。

 

 

1ヤマ(禁戒):非暴力、嘘をつかない、

盗まない、欲張らない、執着しない。

 

2ニヤマ(勧戒):清潔を保つ、満足する。

修行をする。聖典を学習する、聖なる存在へと祈念する。

 

 

3ア―サナ(坐法):ポーズの事。

 

4プラナヤマ(調気法):呼吸をコントロールする事。

 

5プラティヤハーラ(制感):五感を制御する事。

 

6ダラーナ(集中):雑念を取り払い、

心を特定のある場所に集中させる事

 

7ディヤーナ(無心):瞑想。集中した意識がより深くなり、

無我の境地に至る事。

 

 

8サマディ(三昧):万物との一体感を味わうヨーガにおける、

最終目標。

 

 

ヨガはポーズを取っている時だけではなく、

日常の過ごし方も含めてすべて修行の一環に含まれているのです。

 

 

「ヤマ」と「ニヤマ」が実践できていなければ、

ポーズ(アーサナ)をやっても意味がないと考えられているのです。

 

 

ヨガは身体を鍛えたり、

柔らかくするのだけが目的ではありません。

 

 

精神や人間性を高めようとする哲学がその核には、

存在しているのです。

 

 

 

とはいえヨガを始めたばかりの人がいきなり、

この哲学を理解し、実践するのは難しいでしょう。

 

 

三昧の境地に達するために、

私ですらあと何年かかるのか分からないのです。

 

 

ポーズと呼吸、瞑想を実践しながら、

まずは自分の心をコントロールするところから、

始めるのが現実的でしょう。